雛祭り
- 2024.03.02 Saturday
- 19:56
京都は今日も、真冬に戻ったかのような寒い1日でした。
時折、雪が強風に舞いました。
でも、博物館の中は快適です。
今日は、京都国立博物館『雛まつりと人形』の展示を見に行きました。
今日のお目当ては、林直樹先生の「土曜講座」の聴講でした。
「人形」のことなら林先生、という研究の第一人者、
テレビの「なんでも鑑定団」の鑑定士としてもご活躍です。
展示室の中央の大きな「古今雛」は江戸時代の「二代原舟月」の傑作で、
2012年に岐阜県で発見された貴重な一式。
林先生は、
200年経過しているとは思えない、奇跡的に良い保存状態の9体が、
飛騨地方の名家の蔵のヒノキの箱から出てきた時の感動を話してくださいました。
「享保雛」「古今雛」、京都の「町雛」、その名の歴史など、
終始とても興味深いお話でした。
「土曜講座」は、入館料のみで聴講できます。
学芸員さんや研究者の方々から興味深い話を聞いた後に、
もう一度、展示室に戻ると、見る目が変わってとても楽しいのです。
博物館の正門を出て、七条通を向かいに渡ると、
「養源院」と「法住寺」の山門が並んでいます。
奥の「法住寺」さんの「つり雛展」も見せていただきました。
こちらは、俵屋宗達の杉戸絵でも有名な「養源院」。
養源院よりも奥が、「法住寺」です。
お庭の梅の花が満開でした。
「源平咲き」の梅も満開でした。
1本の梅の木に赤と白の花が咲くことを「源平咲き」といいますが、
源氏と平氏の戦いのとき、
源氏が白い旗を、平氏が赤い旗を用いたことが由来だそうです。
法住寺さんには、お裁縫が得意な女性が代々続いて、
たくさんお人形を作り守っておられるようです。
帰りには、
素通りできず、またもや「三十三間堂」へ。
明日、3月3日は「春桃会」。
お堂が無料公開され、特別なお守りも授与されます。
昔はこの日、瀬戸内寂聴さんの「青空説法」を、
お庭で聞くことができました。
気温の変化が大きいので、
服装の調整にお気をつけください。
京都散策のあとには、ぜひ、
かつらぎのお店へのお立ち寄りをお待ちいたしております。
こちらは、かつらぎのお店で人気の「絵屏風」です。
お雛様の背景に立てて飾るのも華やかです。
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【 京都 趣味の和雑貨 かつらぎ 】
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